例題とするCの処理系
色々なC,C++,C#の処理系がありますが,
手軽に手に入るもののひとつに,
Microsoft Visual C++.Net 2008 Express Editionがあり,
MicrosoftのWebから無料でダウンロードできます。
C++はCの上位互換ですから,
C++独自の記述方法を避ければ,
Cの勉強に使うことができます。
更に,テンプレートで
コンソールアプリケーションを選択すれば,
Microsoft のGUIを前提としない
裸のCの勉強に使うことができます。
Visual C++ 6をお持ちの方も,
コンソールアプリケーションを選択すれば,
かまいません。
ただし,インクルードファイル名(後述)等や
細かい点が異なりますが,
これらは無視することにしましょう。
[例] stdio.h ⇒ stdafx.h
お小遣いに余裕のある方は,
ちょっと高価な書籍を購入すれば,
Borland C++の処理系が
無料で添付されているものもあります。
こちらのほうは,
インクルードファイル名の違いがありません。
本Webでは,Visual C++ 6を使って説明します。
別の処理系を使う人の場合,
操作方法については,
そちらのマニュアルを参照してください。
とにかくやってみよう
前もって,作業結果を保存するフォルダを用意しておきます。
その後,Microsft Visual C++ 6を起動し,
「ファイル」「新規作成」を選択します。
(1)プロジェクトと格納位置の指定
「新規作成」ダイアログが表示されますので,次のように操作します。
@「プロジェクト」タブで「Win32
Console
Application」を選択
Aプロジェクト名を指定する。
B「位置」指定欄の右のボタンをクリックします。
「ディレクトリの選択」ダイアログボックスが表示されますので,
以下のように操作します。
@フォルダを指定して
A「OK」ボタンをクリックします。
(2)作成アプリケーションの種類
@“Hello, World”アプリケーションにチェックを入れ,
A「終了」ボタンをクリックする。
(3)新規プロジェクト情報
@新規プロジェクト情報が表示されるので,
A確認して「OK」ボタンをクリックします。
これがスケルトンで生成されたプログラムです。
#include "stdafx.h”
int main(int argc, char* argv[])
{
printf("Hellow World!\n");
}
(4)実行してみよう
@まず,ビルドを行い, A実行します ⇒ 画面に表示されます。
A実行します。
次のような画面になります。
次のように,「デバッグ」「実行」でも実行できますが,
実行画面が表示されて,すぐ消えてしまいます。
これが嫌な人は,次のように便宜的に,
入力を待つ処理を入れるとよいでしょう。
#include "stdafx.h”
int main(int argc, char* argv[])
{
printf("Hellow World!\n");
getchar();
}
[演習]文字で適当な絵をj描いてみましょう。
[例]
#include "stdafx.h”
int main(int argc, char* argv[])
{ printf("\nひな祭り,おめでとう");
printf("\n+------------------------------------------+");
printf("\n あ・か・り・を・つ・け・ま・し・ょ
");
printf("\n ぼ・ん・ぼ・り・にー
");
printf("\n+------------------------------------------+");
printf("\n |||||");
printf("\n ||||
||| ");
printf("\n |||||||| |||||||
");
printf("\n ******** |||
||| ");
printf("\n || o o || ||
ヘ ヘ || ");
printf("\n | △ |
|| v || ");
printf("\n \ − / ||\
- /|| ");
printf("\n △ △ |||
△ △ ||| ");
printf("\n /\▽/\ |||/\▽/\|||
");
printf("\n /\ || / \ ||/\@@X@@/\|||
");
printf("\n/*** \||/ ***\ ||/@@@@\@@X@@@@\||
");
printf("\n\-----○○-----/ |/@\@@@@@X@@@@@/@\|
");
printf("\n \ / \ / \@/\@/||\@/\@/
");
printf("\n □□□□□□□ \@@@@@@@/
");
getchar();
}
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1.C言語の誕生
2.C言語の仲間たち
3.新しい言語をすばやく覚えるには
4.Cでプログラミング
5.データの入れ物 変数の考え方
6.注釈・定数
7.プログラムの実行順序
8.配列
9.C言語特有の代入文・制御構造
10.関数の話
11.構造体と共用体
12.ビット演算
13.プログラムの場所をポインタで
14.ファイルの入出力
15.色々な便利な方法
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