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■カットリングで遊ぼう!!
紙で作った右のリングを点線部分でカットすると,左のようになるのは直感的に分かりますね。
それでは,2つのリングを,ぴったり,はり付けてみましょう。
どんな手順でもかまいませんが,
2つの場合,最初に紙を十文字に,はり合わせてから
リングを作るとやりやすいでしょう。
同じようにカットすると,次のように正方形になってしまいます。
3つの輪では,
4つの輪では,
リングの数を変えていくと,色々と変化します。
一般に奇数の場合はふたつに,偶数の場合は1つにまとまります。
では,以下の図形は何個のリング? やってみましょう。
【注意】 リングが7個のとき次のようになりますが,
左側を立体的に図示すると,
のように中央が,らせん状になっていることが分かります。
個数が多くなればなるだけ,このらせんが多くなります。
■メビウスの輪
リングをはり合わせるとき,
一方をひねって,はり合わせた輪をメビウスの輪といいます。
たとえばこんな輪です。
裏表をはっきりさせるため,
表を緑,裏を白く表示しています。
(もっともどちらを表といってもかまいません)
これをリングの中央でカットすると,
前のリングとは違って,次のようにリングが結合された形になります。
では,2個の場合はどうなるのでしょう。
ひねり方で2とおりになります。
同じ方向同士を組み合わせた場合,
輪が分かれてしまいます。
また2つの輪の形も違います。
ここでは逆方向にひねったもの同士を貼り付けます。
前の緑のリングに次のようにひねったリングを貼り付けます。
なお,最初に十文字に貼り付けた上で,
紙をひねって貼り合わせるとやりやすいと思います。
はりあわせたらこんな形になりました。
これをリボンの真ん中からカットすると
見事,ハート型がからんだ形となります。
異なった方向にひねったリングの場合,
ハート型が絡み合い,
同じ方向にひねったリングの場合,
分かれてしまうというのは,
何か意味深ですね。
■1回ひねり,1回半ひねり
メビウスの輪を作るとき半回転ひねりました。
1回転ひねり,1回半ひねりでつないでみましょう。
同様にカットすると,半回転ひねりではひとつの輪になりましたが・・・
1回転では,
トマトみたいな形が,からみ合いますね。
1回転半でつないでリボンの真ん中をカットすると,
何とも面白い形になりました。
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